カロ・ラ峠
峠を通ると、氷河のすぐ近くで暮らす遊牧民がいました。
ヤクと羊の両方を飼う家族で、トラクターなども持っているようでした。
娘さんなのかお嫁さんなのか、若い彼女は私達の方へ向かってきます。
写真を撮らせてというと、快く承諾してくれます。
純朴さと人なつこさが嬉しくて、持って行く?と小さな額の紙幣を見せると、またまた笑顔になりました。
放牧生活は楽じゃないよな....
横には立派なチョルテンが建っていました。私は旅の最初の頃にもらったカタをこのチョルテンのそばに結んで帰る事にしました。
帰り際にハイタッチ。仲良くなれて良かった。
ヤムドゥク湖
カロ・ラ峠を越えて下りて行くと、見事な色の湖が見えてきます。
ヤムドゥク湖です。
美しい。
帰り道にカロ・ラ峠とヤムドゥク湖に寄られて良かった。
インダスとガンジスの源流と考えられていたマナサロワル湖に注ぐつもりだった龍神水をヤムドゥク湖に注ぎます。
チームのメンバーには言いませんでしたが、私の仕事の一つは日本の龍神水をチベットに注ぎ、チベットの神々との融合を図るための一つの手立てを講じることだと思っていました。ニャラムの手前の峠でワークをする前に、「9ではない。8+1だ。」と言われたことで、ここでの仕事が明確になった気がします。
チームの一人が、水の中に眼が現れて自分の方にやってきたと言いました。
私には見えませんでしたが、それを聞いて安心しました。私が龍神水を繋いだ場所へヤムドゥク湖の龍神様からお見えになって下さったようでした。
湖面を離れて、別の峠に向かいます。
私達はこの後、ラサ・ゴンカル空港でラサに残った仲間一人と合流して、成都に向かいます。
成都から関西空港へ。
私達の旅はそれで終わりました。
カイラスに行きたくて、カイラスに行きたくて、出かけた旅は、500km手前の町からカイラスに思いを馳せて帰ってくるという結末になりました。
でも、諦めません。
I'll be back definitely.
本当はまだ終わっていないのです、この旅は
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