ギャンツェの白居寺でブータンのキチュ・ラカン以来の素晴らしい仏様達にお会いします。
キチュ・ラカンでは撮影が許されなくて、なおかつお釈迦様のお姿は60cm四方位の網の掛かった窓からしか覗かせて貰えないようになっていました。それを修行僧がお供物を下げる仕事をするためにドアを開けるという口実を作って、わざわざ開けて見せてくれて感動したのですが、今回は撮影料を払えば撮影できるということなのです。
私達の長老が「左の所かい?」と聞きます。「そうです!」
何とも清浄で胸に沁みるようなエネルギーがたまらないのです。仏様方の後ろには、文化大革命を乗り越えてきた教典群が天上まで一杯に飾られています。
最初の写真にあるように、左の仏様の所にはたくさんのカタが掛けられています。チベットの人達はこの仏様のエネルギーを感じてそこにカタを掛けているのでしょうか。でも、とにかくなんだか嬉しくなります。
素晴らしいのです、この方のエネルギーは!
ここの仏様達はどの仏様も素晴らしいのですが、なんだかお顔が日本人には親しみやすいお顔です。
いつ頃の物なのでしょうか。
特に説明もないので分からないのですが、中央にあったチベットではお馴染みのお顔の大日如来様から出てくるエネルギーとは異質の物でした。
このお寺には、素晴らしい壁画もありました。長老はこちらの方が気に入られたようで、長い時間ご覧になっていました。
チベットの人達は何と言っても中央の大日如来様にたくさんのカタを掛けていました。
お参りに来た女性達が、次々に大日如来様にカタを投げかけます。
ドアにはいろいろな大きさの飾りが付いていましたが、意味を聞くのを忘れてしまいました。残念!
左下のこの方も随分尊敬を集めているようでした。素晴らしいエネルギーでした。
バターに芯をいくつも入れて灯す明かりが綺麗でした。
お堂の上に上がるとこんな景色です。
要塞としての機能を持つゾンには、城壁がめぐらされているのです。
お堂から出てくると、チベット人の学生達に会います。地元の高校1年生の年の子達です。
「チョルテンはこっちだよ。一緒に行こう。」って感じで呼ばれて一緒に見てきます。
しばらく一緒に見ていましたが、途中から私の方が早く見て回ったので別れ別れになりました。
が、門の所でまた一緒になると、今度は「どこから来たの? おぼうさん?」と英語で話しかけられます。
チベット、-チベットはチベットだね。中国じゃない。-
それから中国、台湾、日本。ここね。」と位置を示して教えます。
ウンウンと頷いています。日本を知らない人達も多いのに彼女ら結構インテリかな?中国語を勉強する以外に英語も勉強してるしね。
「えっと、えっと、何だっけ。あんた言ってよ。」って感じでしょうね。
話したい子と英語の得意な子が違うので、みんなでワイワイやってます。
昔、中学の英語の教員をやっていた頃、奈良・京都に修学旅行に行くときに、必ず宿題を出していました。外国人と話して、名前や住所を書いて貰ってきたら、定期テストの○点分にしてあげるってやつです。
今度は私が外国人。 待ってあげるよ。がんばってごらん。(⌒-⌒)
「いくつ?」って聞かれて、61歳のおじいさんって言ったら、すごい受けてる。「若い、若い」だって。何にも出ませんが....(⌒-⌒)
私達のバスがこの子達の横を通り過ぎるときに、彼女たちは大きな声で私を呼んでくれました。
バスの中から、さよならができて良かった。
食事を取って午後は町を散策。
オールドタウンでは、家具に絵付けをする職人さんがいました。
before after
ギャンツェの要塞を外から見るとこんな感じです。
要塞の中に、宗教と政治の中心があるゾンという形になっています。
ギャンツェでは、みんなで街へ出てお買い物をする時間も取れました。
お土産物より、地元の人達の生活雑貨が面白かったですね。
洗濯機のデザインがお洒落です。
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